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(妻代筆) 26日の訓練の後、リッチーから、最終試験についての話があり、いよいよ、その日が決まった。でも、他の生徒達の試験の予約が入っていてすぐには受けられない。結局、タキさんの試験日は、4月6日になった。帰りの日を延ばしたくなかったのと、まだ試験日まで日にちがあるため、以前から考えていた、3泊4日のKeyWestへの旅行を、先にやる事にした。バタバタとスチューデントハウスに戻り、水着などをかばんに詰めると、すぐにKeyWestに向けて出発した。
途中に、ターポンという大魚がたくさん来る場所へ寄った。1mを越す、大きな目をしたターポンが、私が水辺へと垂らした鯵をじっと、見ているのがわかった。 計画も立てないで、いそいで出発したので、初日は、夜の9時を過ぎても、宿泊場所が決まっていなかった。何軒かあったホテルは受付が閉まっていて、最後にやっと、フラミンゴという小さなホテルをみつけた。空腹だったので、受付の人に、近くにあるレストランをたずねると、親切に、海沿いの、とても人気があるというシーフードレストランを教えてくれた。久しぶりに、生のオイスターを食べ、ナパバレーの白ワインで乾杯した。夕食抜きで野宿かと思っていたのに、状況が一変して、とても素敵な夜となった。 翌日の3時頃、ようやく目的地のKeyWestに着いた。途中、いくつかの場所に立寄ったので、随分遅くなってしまった。KeyWestは、私達のいるウエストパームビーチから、国道1号線に沿って、真っ直ぐ南下した、一番端にある島。フロリダシティを過ぎると、長いコンクリートの橋が現れて、いくつもある小さな島々通過していく。この日は、空や海の青い色と、乾いたコンクリートの白い色が対照的で、とてもきれいだった。最初のうちは、人影もまばらで、がらんとした田舎の風景だったのが、最終目的地のKeyWestに着くと、いきなり、にぎやかで、おしゃれな場所になった。車をとめ、海の横にあった、大きなホテルのカフェで、カニのサンドイッチを食べた。その後は、町を案内してくれる観光用のトロリーの様な乗り物に乗って、かわいらしい感じの昔の家々や、トロピカル植物が植わった庭をみてまわった。 夜になると、通りには、ますます人が増え、バーやレストランの中では、バンドが演奏していた。海をみながら、夕飯を食べようと、しばらく歩いてレストランを探したが、ついつい、音楽につられて、いくつかのバーに立ち寄る事になり、飲み過ぎた上に、レストランに着いた時は11時で、食べたかったオイスターは売り切れていた。代わりに、ホラ貝を揚げたものを食べた。このあたりは、ホラ貝が名物らしくて、どの店のメニューにものっている。KeyWestの夜のお散歩は楽しくて、ホテルに戻ったのは、夜中の1時を過ぎていた。 翌日、スノーケリングをやりに沖へ出たが、波が強く、海水が濁っていてよく見えなかった。 楽しかったKeyWestを離れて、これまでの道を折り返しはじめた。途中で、タキさんが以前行った事のあるEver Glade National Park に立ち寄った。中心にある施設で説明をきき、1時間ほど辺を散策した。 その後は、近くにあったワニ牧場へも行って、エアボートにのったりして遊んだ。ワニ牧場は、動物園の様な所で、蛇や亀、フロリダパンサーなども飼われていた。 再び、Ever Glade National Park へ戻った。今度は、北へ、車で2時間程行き、公園内を案内するツアーガイド付きのバスに乗った。この巨大な自然公園は、動物が自由に住んでいる。ワニや鳥は、平然としていて、人間を怖がっていないようだった。川の中には、タキさんの好きなフロリダガーという北米の淡水魚が簡単に見れた。子供連れのワニも見かけたりして、獰猛なイメージがあるワニがかわいらしく思えた。
by helicopter-pilot
| 2009-03-30 05:10
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