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ボクはプロのヘリコプター・パイロットに成る為に訓練を受けている。最初は楽しみながらゆっくりやろうと思い、来年1月に訓練を始める予定だった。でも自分の歳を考えると悠長なことを言ってられない。なるべく早くしないと就職先が無いかも知れない。それで年内にプライベート免許を取ってしまおうと思い、9月終わりにフロリダに来た。11月29日に日本で結婚式を挙げるので、今はこれが一番大事なこと。この準備をミネコちゃんと一緒にこれまで一生懸命にやってきた。それからロンドンの自宅の増築工事の準備も相当に手間を掛けてやってきている。こんな訳でパイロット訓練ばかりやっていられない。11月5日にはフロリダからロンドンに帰る切符を買ってあるし、その後すぐに、日本に結婚式で帰る。だから11月4日までにプライベート免許試験に合格しないといけない。
ここに来る前は6週間あったので問題なく合格できると思っていた。でも訓練を始めてみて、ヘリコプターの操縦がかなり難しいことが分かった。はじめは進歩が遅かった。最近は「本当に合格して帰れるんだろうか?」と不安に思い始めた。それで昨日、教官に「訓練時間を一日2時間から3時間に増やして欲しい」と頼んだ。 しかし、今朝、別の不安が高まった。筆記試験と面接試験の準備をちゃんとやって来ていないこと。一日たったの2時間の訓練でも、すごく精神的な疲労が高まり、夜はスグに眠くなる。だから余り勉強していない。これで訓練を3時間に増やしたら勉強する体力など全然無くなってしまう。それで今朝は早々に教官に訓練時間増加要求を撤回した。ニールス教官も「ぼくも夕べ考えたんだけど、3時間はいい案じゃないと思った。疲れすぎて3時間目は何も学べないよ」と言った。さあ、勉強だ! さて、今日の午前の訓練(36時間目)は地上1メートルの低空での飛行が中心。空中停止やタクシー(歩く速度で移動すること)や高度1メートルからの着陸と1メートルへの離陸などを繰り返した。これらはコワザ(小技)だが、機体が安定しないという点で上空1000メートルを飛ぶよりも難しいし、それに重要だ。だって地上1メートルへの離陸が出来なかったら、それより高いところへは当然行けないからね。この難しい小技が今朝もうまく行った。昨日も上達を感じたけど、今日はさらに上手になったと感じた。いままで「あー、難しい!」と思っていたテクニックが、今は「結構簡単に出来る!」と感じる。 今日の午後(37時間目)は、離陸と着陸アプローチを中心にした旋回飛行パターンの訓練をした。特に着陸アプローチは5日前は全然ヘタ、2日前も着陸目標点から10メートル以上ズレル結果だったが、今日は数メートルの近いところに降りることが出来た。さらに「下降の軌道が安定してきた。上達した。」と教官から誉められた。毎日の訓練を3時間に増やさなくても試験合格が見えてきた。大きな問題は筆記試験と面接だ。 ヘリコプター パイロット 志願 小林隆
by helicopter-pilot
| 2008-10-16 20:43
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