以前の記事
カテゴリ
お気に入りブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
今年の夏に50歳になったボクが、なぜ今頃、ヘリコプター・パイロットの訓練を始めるのか? 過去22年やった金融の仕事を辞めて、趣味でなくプロフェッショナルの資格を取って、パイロットに転職したいのか? 話せば長くなるが、以下に簡単に紹介したい。(と言っても、当初のパイロットとして就職するとの計画は途中で、パイロットの資格を取って趣味で飛行して人生を楽しむ、に変わりましたが、その理由はあとの方で書きます。)
(写真はイギリスで長く働いた英系金融ブローカーのクリスマス・チャリティーデイに仮装して来る従業員。真ん中がボク。勿論、この日は平日なので仕事しながらのお遊びです) 2008年4月でボクはイギリス生活が20年になった。1988年は日本金融バブルが海外に勢いよく流出していた。これに便乗して、東京の外資系銀行で働いていたボクは、ロンドンの英系金融ブローカーに職を得た。 それ以来この20年の間にはロンドンにて何回か転職した。良い時も悪い時もあった。2008年4月には、働いていた日系の金融機関のリストラに巻き込まれて職を失った。ロンドンではこういうことは当たり前に起きる。困難があっても、これまでは直ぐに次の職を見つけて難なく切り抜けた。でも今回は違った。自分のやってきた仕事がもう好きじゃなくなったからだ(ただし、働いていた日系の会社はとても良い会社で、一部の自分勝手なロンドン現地雇用の人達を除くと、日本から派遣された人達を中心として、良い人達ばかりだった)。しばらく前から、金融ブローカーを辞めて、同じロンドンで会計士か学校の先生に転職しようなんて考えていたくらいだった。 (写真は結婚する美音子ちゃんとグランド・キャニオンにて) だからリストラは“棚からボタ餅”というタイミングだった。 それで“死ぬ前に一度やりたい”(大ゲサな表現かな?)と思っていた“世界旅行”に出掛けることにした。当時つきあいはじめていた日本人女性が一緒に旅行に来てくれたので、ちょっとロマンチックで、かなりお笑い珍道中という、最高に楽しめる旅行だった。旅の最後には、グランドキャニオンで彼女に結婚のプロポーズをしてOKしてもらい、人生最高の旅行となった。 それはともかく、この旅行では、モーリシャス、オーストラリア、ニュージーランド、フィジー、カリフォルニア、ラスベガスとグランドキャニオンを1ヶ月半かけて巡った。でも、アジアと南アメリカが抜けているから本当の世界旅行とは言えないかもね。モーリシャスでは昔ロンドンに住んでいたモーリシャス人の友人宅に泊めてもらったが、4歳の娘がすごく可愛かった。 娘の名前はパヨシンニという。フランス語が母国語で、英語も少ししゃべる。(左の写真でお父さんの横に写っている赤い服を着た子) でも8年前に会った時は熱々だった彼らの夫婦仲が冷え切っていて心配だ。オーストラリアではジンベイザメと泳いだ。シドニーの植物園は美しい花や鳥と小動物であふれて世界最高。暑いと思って行ったニュージーランドは寒く風邪をひいた。それでもwhite water raftingをやって更に冷たい水をかぶった。またHELL'S GATEというニュージーランド随一(唯一?)の温泉につかった。NZはキャンピングカーを借りた旅だったが、車のトイレを毎朝、自分で排水掃除するなんて知らなかった。フィジーでダイビングをして水深16メートルの海中で4.2メートルの巨大なTIGER SHARKを檻なしで見た。ラスベガスは大人のディズニーランドで楽しかった。オーストラリアとニュージーランドではワーキングホリデーの日本人がたくさんいて、人生をエンジョイしていた。 (写真はボクが一緒に泳いだジンベイザメ) 旅行の話が長くなったが、オーストラリアで“8メートルのジンベイザメと泳ぐツアー”でボートに乗っている時、上空からジンベイザメをセスナ飛行機が探して、ボートに居場所を連絡していた。 「サメを見つけるだけでお金のもらえるパイロットの仕事なんていいよな...」と思った。「ボクもこんな仕事が出来たら楽しいだろうな…」と思った。そして「そうだよ、今は仕事がないんだから、いっそ、パイロットになろう」と思った。でも、どうやったらパイロットになれるのか分からなかった。それで、旅先のシドニー、サンディエゴ、LA、ラスベガスでパイロット学校に行き、ヘリコプターとセスナの飛行レッスンを何回か受けた。楽しかった。もう、パイロットになる以外は考えられなくなった。 世界旅行からは5月半ばにロンドンの自宅に戻った。すぐに日本に行き、彼女の両親に結婚希望の挨拶に行った。彼女の両親はボクを歓迎してくれてホッとしたのを覚えている。そして6月にアメリカに2週間ほどヘリコプター・パイロット訓練学校探し出掛けた。世界のパイロット学校の本場は米国だから、そこで訓練することにした。 セスナ飛行機を見て、パイロットを決心したのに、なぜヘリコプターなのか?答えは簡単。50歳のボクが飛行機のパイロットとして仕事を見つけるのは無理だけど、ヘリコプターなら大丈夫だと分かったからだ。イギリスはヘリコプター・パイロットが不足している。それでも、もし仕事が見つからない場合は、ヘリコプターを買ってロンドンの観光遊覧ヘリコプター会社を始める。ロンドン上空はセスナ飛行機は飛べないが、遊覧ヘリコプターの飛行は許可されている!遊覧ヘリコプターなんて楽しそうだ。
by helicopter-pilot
| 2008-09-25 22:30
|
ファン申請 |
||